日本の山と住まいをつくる

杉と桧と住まいをつくる

日本の山と住まいをつくる

多賀町月之木の家/マルト コンセプトハウス

納入事例

多賀町月之木の家/マルト コンセプトハウス

設計

施工

コンセプト

家は“生活する為の箱”ではなく“家族の歴史や暮らしを造る場所”です。

家族で集まる時間、各自それぞれの時間、その大切な時間を1カ所に集約するのではなく、シーンに合わせた“居場所”を作り、多様性を持たせれるよう設計しました。
今だけでなく、未来永劫、延々と続く家族の暮らしが、楽しく、健康で、使い易く、快適となるよう計画し、それに適した素材選び、性能を付与した弊社のコンセプトハウスとなります。

家造りの根幹となる木材は、滋賀県産、三重県産の杉・桧を使用する事を基本とし、出所のわからない外国産材の採用はしておりません。また、断熱・気密性能を高め、太陽光発電、V2Hといった設備機器を採用し、トータルでオフグリッドとなるよう計画する事で、素材の製造過程も含め、家造りをする事が環境への一助となるよう計画しています。

暮らしとは生きて行く事とも言い換えられるかと思います。今後起こるであろう大地震・大災害への対応として等級3の耐震性能はもちろん、災害時の対応が出来る機能、長生き(健康寿命)する為の温度差の少ない室内環境、メンテナンス費用のかからない素材の選定など、長く暮らす上での生涯コストも考慮し、デザインだけ、性能だけに特化する事なく、トータルで暮らしやすく、暮らしを楽しめる家となっています。(マルト / 澤田藤司徳)

住まい手の声

とにかく「快適」。この言葉が一番適しているかと。

降雪まではエアコン無しで裸足の暮らしをしていましたし、現在(1月)でもまだ裸足です。これは高断熱高気密の性能無しでは語れない所ではありますが、室温は21℃で一定である事と、自然な素材で造られている(囲まれている)という所も極めて重要なポイントだと感じています。

とはいえ、無垢の木だから塗り壁だから何でも良いとは思いません。肌や手、目や鼻から伝わる、国産の杉・桧のやわらかさや香りと、不純な物が一切入っていない純粋な自然な素材のみでこの空間が造られているからこそだと思います。

使い古した言葉になりますが、「癒される場所」に帰れる幸せを日々感じています。

正直言うと、ここまで快適だとは思っていなかったもので、30年家造りをしてきましたが、頭では理解していても本当の意味で分ってはいなかったようです。
自社の施工物件なのでほめ過ぎはマズイかな?(苦笑)でも正直な気持ちです。

木材仕様

構造材・端柄材

杉・桧

造作材

杉 源平上小/桧 上小

カウンター材・造作材家具用材

杉・桧 のじもくまのパネル(巾接ぎパネル)

階段材

桧 上小

床板

[1階リビング・ダイニング・洗面脱衣所]桧 生節(埋木)巾120㎜×厚15㎜ 

[玄関]桧 ム・上 巾120㎜×厚15㎜ 

[2階]杉  源平生節(埋木)巾120㎜×厚15㎜

天井板

杉 源平ム・上 巾120㎜×厚15㎜

浴室 壁板・天井板

桧 ム・上 巾120㎜×厚15㎜ 

手洗いスペース壁板

杉 小幅板風羽目板

雨戸用羽目板

杉 赤生節(埋木)巾150㎜×厚15㎜

デッキ材

杉 赤生節(埋木) 巾150㎜×厚15㎜ ウッドロングエコ塗装

構造材から造作材、床板などの内装材、デッキ材まで幅広く使っていただいたお住まい。
上棟前にはご家族で工場見学に来ていただき、原木から製品が出来上がるまでの生産工程を見学していただきました。
現しの杉の化粧梁と、桧の管柱・通し柱は、工場見学のときにご家族の皆様で選別されたもの。家づくりの楽しさや木材への愛着が増したと嬉しいご感想をいただきました。

 

枠材や階段材などはミゾ加工をしてから出荷。出来る限り完成品をお届けすることで、現場の大工さんのサポートになれればと努めました。

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