日本の山と住まいをつくる

杉と桧と住まいをつくる

日本の山と住まいをつくる

蚕糸の森アパートメント

納入事例

コンセプト

東京の広大な公園に面する計画地に建つ集合住宅です。

公園の前面に階段を配し、階段の空間が各々の住まいへ行くルートとしてだけなく、都市に開かれた道空間となることを考えました。

階段の空間はガラスで覆われ、階段を上がり降りする人々を都市に映し出します。

 

「高級感と温かみのある住まい」をコンセプトに、賃貸を含む全ての住戸のフローリングは檜無垢フローリングとしました。賃貸マンションでは、様々な制約から無垢フローリングが使われるケースは稀ですが、ファミリー向けであるため、「お子様に日本に馴染み深い熊野産檜の優しい温もりを」というコンセプトを建主様にご理解いただき、実現しました。

 

住まい手は公園の木や池の景色を楽しみ、その景色は四季折々変わります。この階段を上がり、または降りるのは、公園の上空を歩くかのようであり、住まい手にとって「浮かぶ散歩道」へと変容するでしょう。

夜に階段は闇に浮かび、そして都市を鮮やかに彩ります。
(YDS建築研究所 / 内野吉貴)

木材仕様

床板

桧 ム・上 巾120㎜×厚15㎜ オスモ塗装(フロアークリアー)

床板【床暖房仕様】

桧 ム・上 巾120㎜×厚15㎜ オスモ塗装(フロアークリアー)

カウンター材

杉 のじもくまのパネル(巾接ぎパネル)  小節(埋木) 巾960㎜×厚25㎜

桧の床板は一部、床暖房仕様としてご依頼いただきました。
無垢のフローリング材で床暖房に対応するため、特別に乾燥・加工した仕様ですが、無垢材である以上、寸法変化をまったくのゼロにすることはできません。

夏は膨らみ冬はすく。この動きは季節を通しておこりえる無垢材の性質です。
こうした無垢材の特徴をご理解いただけたからこそ実現した案件であり、

集合住宅にこうして桧のフローリングを使っていただいたことを大変嬉しく思います。

撮影 

田岡信樹

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