日本の山と住まいをつくる

杉と桧と住まいをつくる

日本の山と住まいをつくる

長尾台の家

納入事例

コンセプト

このプロジェクトは、姉妹が生まれ育った一つの敷地を分割して、それぞれの家族が住む2軒を隣り合わせに計画したものです。

「姉妹家族だからこそ出来るプラン」をコンセプトに、共有の中庭とひとつながりのウッドデッキを配置し、それぞれの家をスムーズに行き来出来るように計画。週末にバーベキューを楽しんだり、子供達がデッキを走り回る姿はなんとも微笑ましい光景です。

 

素材に関して、クライアントのオーダーは明確で「木、無垢材を使い経年変化を楽しめる素材である事」「所有しているタイル等を使いたい」「塩ビクロスは使わない」「自分たちでできるところはやる!その為の時間、労力は惜しまない!」という事でした。

吟味して選んだ杉フローリングや壁の鎧張、寒い時期に家族総出でDIYしたペンキ塗りの壁は時間と共にいい風合いを出してくれることと思います。
藤森大作建築設計事務所 / 藤森大作

住まい手の声

「木を基調としたモダンな雰囲気に」と、設計士さんに相談し薦められたのが野地木材さんでした。

曰く、「とても綺麗な無垢材を取り扱っている製材所さんです」と。

結果的に、我が家では、玄関アプローチ部分とフローリング材に野地木材さんの杉材を採用しました。

玄関アプローチ部分は妻の特にお気に入りで、鎧張りにした羽目板が黒のサイディングに映え、我が家の顔といえる自慢の箇所です。

メインのフローリング材は30mmを敷いていますが、ふわっと香る木の匂い、足裏に伝わる柔らかな温もりがとても心地よいです。

子供は隙あらば床に寝そべり、大人は1日の終わりはソファではなく床に座り、木の心地よさに癒されています。

強いて難点をいえば、物を落とすと凹みます。想像していた3倍は盛大に凹みます。

とはいえ、気にしたのは最初だけで、今はそれらの傷も良い味と思い出になるか、と呑気に構えています。

すでにフローリングの色合いは深みを増していっています。

今よりも10年後、さらにその10年後はもっと――と、床と共にこの家の変化を楽しんでいきたと思います。

木材仕様

床板

[1階]杉 源平生節(埋木) 巾150㎜×厚30㎜

[2階]杉 源平生節(埋木) 巾150㎜×厚15㎜

外壁材

杉 赤生節(埋木) 巾145㎜×厚19㎜ ヨロイ張り加工

軒天

杉 源平ム・上 巾90㎜×厚10㎜

杉材をふんだんに使っていただいたお住まい。外壁にはヨロイ張り加工を施した下見板を使っていただきました。
床板は源平の材を使用。1階と2階とで使い分けた厚み。温かみや踏み心地の違い、また住まい手の方がお話してくださった「傷も味わい」という、無垢材ならではの経年変化を楽しんでいただければと思います。

撮影

笹の倉舎
藤森大作建築設計事務所

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