日本の山と住まいをつくる
納入事例
コンセプト
高断熱・高気密住宅を学んでいくと自然素材の大切さを知る。お施主様は良く勉強されている方で、そのような考えをお持ちの方でした。
壁紙には珪藻土クロスを採用しました。床や造作材には杉材を使い、本物でしか味わえない香り、質感、温もりを得ることができますし、上記で述べた高断熱・高気密住宅に本当に相性がいい。
そのように建てた住宅だから出来る間取り。
1階部はLDKと家事室と水廻り。2階部は主寝室とフリースペース。フリースペースは将来的に間仕切り、子供室にする事が出来る。又、子供たちが巣立った後はそのスペースを夫婦の趣味に使える空間にできる。
決して大きくはない面積のお家だが、一生を通じて間取りを可変することが出来、住み手の使い方によって表情が変わっていく設計にしています。(株式会社高橋工務店/高橋真悟)
住まい手の声、暮らしの感想
高断熱・高気密のお家で温度差が少なく、床に杉材を使っているので、足ざわりがとてもよく落ち着きます。杉の赤身の色もピンクでかわいい。吹き抜け上部に貼ったヒノキの小幅板風羽目板もきれいな色合いでとても気に入っています。
木材仕様
床板
［1・2階］杉 源平生節(埋木) 巾150㎜×厚15㎜ プラネット塗装
天井板
桧 小幅板風羽目板 ム・上 巾100㎜×厚12㎜(3本溝)
造作材
杉 源平上小
階段材
杉 源平上小
造作家具用材
杉 のじもくまのパネル（巾接ぎパネル）
(キッチン前カウンター、脚／ユーティリティ棚、左右エンドパネル／2F廊下カウンター、脚)
軒天材
杉 赤生節（埋木） 巾150㎜×厚12㎜ 本実突付 ウッドロングエコ塗装
外壁材
杉 赤生節（埋木） 巾150㎜×厚15㎜ ドイツ下見板、ウッドロングエコ塗装
床、外壁材、造作材、のじもくまのパネルと、ふんだんに杉の材を使っていただきましたお住まいです。ご発注前から図面を見せていただき、ご提案できる木材で御見積させていただき、ご検討、ご相談をいただきました。
階段材は、加工についても打合せを重ね、加工をして出荷させていただきました。桧の小幅板風羽目板は、ダイニングの吹き抜け天井に使っていただき、階段がある空間ということもあり、いつもご家族が目にする共通空間に使っていただけて嬉しいです。外壁材については、異素材のアクセントとして、LDKからよく見える場所に使っていただき、今後の経年変化も楽しんでいただきたいです。
撮影
岡田大次郎
