日本の山と住まいをつくる
納入事例
コンセプト
店舗のテナントで2階の勾配天井だけ仕上げることになり、トンガリ屋根の天井の美しい素材を探していました。急勾配の天井に檜の板材を使いたいが、羽目板の幅で目地が出てしまい隅部のおさまりが難しく、小幅板風羽目板によって細かい目地が連続することで板の幅が目立たなくなり、天井が一体的に見せることができました。また小幅板が天窓からの光を受けて反射光と陰影が繊細に見えました。(能作文徳建築設計事務所/能作文徳)
住まい手の声、暮らしの感想
店舗テナントのため暮らしていませんが、見学された方は天井の素材が綺麗だと言っていました。
木材仕様
外部羽目板
杉 源平ム・上 巾120㎜×厚12㎜
天井板
桧 小幅板風羽目板 ム・上 巾100㎜×厚12㎜(4本溝)
杉の外部羽目板と桧の小幅板風羽目板を使っていただきました。
小幅板風羽目板は通常仕様よりも溝の本数を増やし、より細かな割付にする4本溝をご要望をいただきました。スリットが小気味よいアクセントになり、天窓からそそぐ光が柔らかく、小幅板の繊細なスリットが陰影を美しく演出しています。
撮影
鈴木淳平
