納入事例
コンセプト
この住宅は2023年7月竣工のドイツパッシブハウス研究所のパッシブハウス認定取得(予定)の住宅です。名前の通り愛犬と健康で快適に暮らすための家です。パッシブハウス性能はもちろんのこと、軽井沢の豊かな自然環境に溶け込むシンプルな板張りの外観デザインと内部はデザイン・素材ともに愛犬が暮らしやすい工夫をしました。
ロフトまで繋がる伸びやかな天井にはヒノキの小幅板風羽目板を採用しキッチンキャビネットと一体化。空間はシンプルですが明るく木の温もりが感じられる空間になりました。
LDKの一角には愛犬のためのDOG PIT、広めの玄関ホール。ミニマルな寝室は窓からの光の量をあえて絞ることで落ち着いた空間にしています。
屋根には太陽光パネル+蓄電池(室内)も設置されており生活で必要なエネルギーと移動に使用するEVのエネルギーをまかなうことで自然環境にも配慮しています。
(GLOBE ARCHITECTS/菊地宏子)
住まい手の声、暮らしの感想
引き渡し当日、ドッグランで嬉しそうに元気に駆け回る二匹の愛犬。引き渡しからしばらく経つと部屋でくつろぐ愛犬の写真が送られてきました。
木のぬくもりに包まれた空間で住まい手のご要望通りの健康で快適に過ごす家になったようです。
木材仕様
天井材
桧 小幅板風羽目板 ム・上 巾100㎜×厚12㎜(3本溝)
無塗装で納めさせていただいた桧の小幅板風羽目板。現場での塗装にもこだわられたと聞きました。桧は油分を多く含むことから塗装が難しい素材ですが、完成された深く落ちついた表情の小幅板風羽目板を拝見し嬉しく思いました。素地のままだと少し明るめの雰囲気を持つ桧ですが、こうして着色を加えることで、色んな空間やシーンにも幅広く使っていただけます。
撮影
NISSHAエフエイト 堀川和彦