石川県加賀市。 創業70年以上の老舗電気工事会社の新社屋です。

 従来の電気工事会社のイメージを刷新するようなデザインと高い省エネ性能を備えた社屋にしたいという要望に応えるため、高性能は熱交換換気システムを採用し、空調負荷を低減するため断熱スペックはZEBを超えるレベルに設定しています。

デザイン的にはビル型とせず屋根のある姿にこだわりました。大屋根の下にワンフロアが広がり社員全員がワンチームとして働く。という象徴性が必要だと思いました。見渡せると同時に籠もれるような居場所もあるワンフロアオフィスの提案です。

天井には小幅の桧材を貼りたかったのですが、施工性と安定した品質が望めるnojimokuさんの小幅風羽目板が最適でした。緊張感と柔らかさが同居する清潔感のある空間になったのではと思っています。(田淵建築設計事務所/田淵基樹)