日本の山と住まいをつくる

杉と桧と住まいをつくる

日本の山と住まいをつくる

緑をめでる家

納入事例

コンセプト

この住まいは私の自宅となります。
それまでに学んできたこと(新住協による高気密高断熱の家づくりと、建築家伊礼智さん主宰の設計教室「住宅デザイン学校」で得た心地よい居場所のある住まいづくり)を実践した住まいです。
和歌山県南部は温暖な土地として知られていますが、それでも冬の冷え込みは厳しく感じる事が多々あります。その自然の厳しさを取り除くだけではなく、普段の暮らしのなかで豊かさも感じられるような住まいを目指しました。
そのために自然(屋外)と住まい(屋内)をつなぐウッドデッキ(半屋外空間)を住まいの中心ととらえて、動線的にも視覚的にも繋がりを重視してます。そのなかで素材としての木材は大切でより一体感を増してくれています。
また、床下エアコンを採用することによって冬でも素足で過ごせる工夫をしています。床材は一番、身体と触れ合う素材です。お気に入りの床板を暮らしに取り込むことで暮らしに心地よいエッセンスを与えてくれます。(谷中幹工務店 / 
谷中伸哉)

住まい手の声

床板に採用したした浮造りの杉床板は見た目はもちろんですが、一番の魅力は素足で歩く時の足ざわりです。夏はべたづかず、冬も素足で歩けるのでそれを堪能しています。

木材仕様

床板

杉 源平ム・上 巾120㎜×厚15㎜ 浮造り仕上げ

天井板

杉 源平ム・上 巾90㎜×厚10㎜

デッキ材

杉 赤生節(埋木)巾150㎜×厚30㎜ ウッドロングエコ塗装

ご家族でのじもくツアーにお越しいただき、ご自宅で実際に使われる床板に浮造り加工の体験もしていただきました。
浮造りとは杉の板をブラシで擦り、硬い冬目だけを浮き立たせる仕上げ方法です。


木目による陰影が強まり、表情が豊かになった床板。
自然な凹凸の肌触りも心地よく、素足で楽しんでくれているようで嬉しいです!

撮影 

Replan関西vol.2 photo 古瀬 桂

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