納入事例
コンセプト
『都会の真ん中に建つ木の家』の在りかたを考えました。
住まい手は木製格子や板張り天井などの和のテイストがお好みで、それらを活かした懐かしさもあり心地の良い、木に囲まれた空間を創りたいと思いました。
しかし建築場所は大阪市内にあり、防火上の法規制により、木を使った内装・外装には高いハードルがありました。そこで近年の緩和傾向や新しい防火認定などをうまく利用し、無垢の木をふんだんに使うことで、住まい手の希望通りの柔らかな表情の建物を造ることが出来ました。
また都会ならではの工夫として、プライバシーを守りながらも明るく開放的な空間を設計する必要がありました。
光と風を取り入れる為に設置した中庭では、床とフラットなウッドデッキが柔らかく光を反射してくれ、各所の木製格子は光と風は通すが、視線は遮るファインプレーをしてくれました。
最後に素材のこだわりとしては、無垢の木がメインの仕上げのため、相性や統一性を考え、壁に珪藻土、建具に和紙を貼るなど、自然素材をなるべく使いました。
( EUREKA works / 谷村一行)
住まい手の声
抜粋ですが、住まい手のお声をそのままの言葉で掲載させていただきます。
Q.お引渡しの時の感想は?
A.『感激。ほんまに感激。なんかほんまにあの模型のまま、なるんやって感激の一言です。』
Q.住んでみてどうですか?
A.『なんか結構今まで建ててきた友達とかも、住んだらもっとこうしたら良かったとか絶対出てくるでって聞いてたけど、それが全くなくて、なんか本当にミスったなってところがなくて。めっちゃ最高って感じです!』
Q.建具の取手や細かい所も一つ一つ打合せをして選んできたと思いますが、それらが組み合わさった感想は?
A.『もう想像以上で、建具のクオリティが半端なくて。これはすごいと思いました。既存には無いです。たとえば食器棚とか。』
『夫婦でエアコンカバーの建具の格子がすごいって言っていて。』
『中の格子が風通りやすいように、斜めに削ってあって、こういう細かいところまで考えてあるんだなと。』
Q.今回、熊野の杉や檜を使っている部分が多いのですが、無垢の木を内装に使った感想は?木と暮らすっていう感想は?
A.『めっちゃいいですね。来る人とかも、この木の感じはすごいとか言われますね。』
『裸足で歩くと床とかめっちゃ気持ちよくて、息子もだいぶ気に入ってます。階段もぐんぐんいくし、ずっと走り回ってます。』
『あと、毎日息子があれこれこぼすんですけど、意外と汚れないし、掃除も全然楽で。前のマンションの床のほうが、テカテカなところとマットなところができていて、ムラがあり汚れが目立って過ごしにくかった。』
Q.久しぶりにお邪魔しますと、すごく木の香りがしますが、住まれていてもそうですか?
A.『本当ですか?もう匂いに慣れてしまって。笑』
Q.お友達からの評価の高い部分は?
A.『キッチンはめっちゃ褒められますね。友達はやっぱりキッチンめっちゃ見てる。』
『もうこの造作の収納が最強!普通、キッチン備え付けの既製品のものだけじゃないですか。でもそれだけだったらやっぱり、お皿を適当に入れるって感じになるし、お客さん来た時の綺麗なお皿をどこ入れよってなるじゃないですか。でもそれがなくて、この収納のおかげで何でも入るし、見えるところ、見えないところがあるから、これがまた最高!』
Q,最後にお家の中で気に入っている部分は?
A.『玄関までのアプローチからの、土間からの部屋、あれが一番最高!
公園行って、遊んで、ベビーカー乗って家着くまでに寝るから、そのまま土間に入って、部屋で見守れるから最高です。そこが一番良かったですね!息子の遊び場も多く、だいぶ助かっています!』
木材仕様
構造材・端柄材
杉 桧
造作材
杉 源平上小、桧 上小
カウンター材・造作家具用材
杉・桧 のじもくまのパネル(巾接ぎパネル)
天井板
杉 源平ム・上 巾90㎜×厚10㎜