日本の山と住まいをつくる

杉と桧と住まいをつくる

日本の山と住まいをつくる

納入事例一覧

玉城の家2

納入事例

コンセプト

 三重県伊勢市の隣町である度会郡玉城町ののどかな集落に建つ住宅。本家としての母屋の建て替え計画であるため、仏壇を設置すること、葬祭時に集落の人々が30人ほど集まることができる一室空間が求められた。

 伊勢志摩地方は「下から雨が降る」と言われるほど風を伴う雨が多く降る地域であり、雨仕舞を考慮した形態で固有の建築文化が継承されている。軒やけらばの出の深い切妻の大屋根で風土を継承し、地域の慣習を引き継ぎながら人を迎えいれる現代的な民家の佇まいとした。

 雁行配置された西側水回り群と、東側個室群に挟まれることで生まれた谷間のような吹き抜け空間の床には野地木材さんの良質なヒノキを、壁と天井には地元左官職人の漆喰壁を用いた静謐な居場所とした。両者ともに「和風」と呼ばれる手段の一つであるが、ダイナミックな空間性と色のコントロールが掛け合わされることで、和洋折衷を超える新たな見え方、感じ方を提案していきたい。(湯谷建築設計 / 湯谷紘介)

住まい手の声

我が家はヒノキの床材をリビングに使用しています。節が無く、色、模様が壁の漆喰との相性が良くスッキリとした空間を作ってくれていると思います。また香りがとても気持ちが良いです。

ヒノキは木質が柔らかいので肌触りが良く裸足との相性は良いと思います。当初、スリッパは用意してましたが徐々に使用しなくなってしまいました。真冬は靴下のみです。ヒノキの柔らかさからキズは簡単に付きます。子供がいる我が家の床は日に日にキズが増えていっています。当初はショックで気になっていましたが今はキズも思い出として残るだろうと思い、生活をしています。

ヒノキ床材。購入してとても満足しています。

木材仕様

床板

桧 ム・上 巾150㎜×厚15㎜

桧の床板を使っていただいたお住まい。
実際に完成を見学させていただきましたが、低い天井高、R状の廊下をくぐり抜けると吹き抜けの空間が現れ、外と内とを絶妙に繋ぐ空間デザインがとても心地良かったです。

壁、天井は漆喰のグレー、床板は桧の淡いピンク色と、色合いの組み合わせが素敵。
デザインを忠実に再現、施工されている大工さんの技術もすごいなと思いました。

桧といえば「和」というイメージが強いかもしれませんが、デザインと大工さんによって、まだまだ新しい持ち味を引き出せるんだなと、嬉しくなりました。

撮影

ToLoLo Studio

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